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DSQSS 利用者マニュアル

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原理・アルゴリズム

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概要

DSQSSは、連続虚数時間向き付きループアルゴリズムに基づく量子モンテカルロ法によって離散空間上で定義された量子多体問題を解くためのプログラムです。単位格子の情報、2体相互作用ハミルトニアンの行列要素などを入力ファイルとして広い範囲のモデルに対応しています。例えば、次元、格子の1辺の長さ、相互作用の異方性、スピンの大きさ、磁場の大きさ、温度などのパラメータを任意にとって、XXZハイゼンベルクモデルの計算を行うことができます。また、ボーズ系のシミュレーションも可能です。

DSQSSは、以下のサブシステム群から構成されています。

  • ハミルトニアン定義ファイルジェネレータ: hamgen_H
  • 格子定義ジェネレータ: lattgene
  • アルゴリズムジェネレータ: dla_alg
  • 量子モンテカルロ法エンジン(向き付きループアルゴリズム): dla
  • 解析ツール: merge.pl